華やか。ラウンジでくつろぐにはうってつけのモンブラン
店舗紹介
今回、モンブランを食べるために訪問したのは、日本橋・浜町にあるロイヤルパークホテル。
建物に入ると上品なエントランスが迎えてくれます。
ホテル内でスイーツを販売していますが、ラウンジの『フォンテーヌ』でもモンブランを食べることができます。
お店の雰囲気
ラウンジはとてもおしゃれというよりは、上品という言葉が似合う雰囲気。客層はホテルの宿泊客と思われる方たちや、40〜50歳代の女性が多く、皆さん楽しく談笑されています。
テーブルのスペースもゆったり取られ、周囲の会話もあまり気にならず、リラックスできます。
写真を撮影できなかったので、実際の画像をみたい方は、公式サイトを参照
↓↓↓↓
https://www.rph.co.jp/restaurants/fontaine/
訪問時の注意点
席の予約ができるので、前もって予約しておきましょう。やはり人気があるようなので早めの予約をお勧めします。
当日用の席もあるので、もし予約が取れなくても当日訪問してみても良いかもしれません。
注文したモンブラン
総評:モンブラン
1.ラウンジで談笑しながら食べるモンブランに相応しい
このモンブランは味がはっきりしています。
モンブランペーストも甘め。
生クリーム部分も若干甘さを感じ、クリームチーズも混ぜられているためチーズの風味を感じます。
ボトムのメレンゲはチョココーティングされています。チョコレート部分は若干の苦味があるものの、チョコの甘さがとても目立ちます。メレンゲ部分はチョコの味に負けないぐらい甘く存在感があります。モンブランの内部にはイチゴソースが入っています。酸味なので、甘いケーキを食べているとはっきりと味を感じることができます。
味の強い要素でモンブランが構成されており、モンブランに意識を集中せずに、談笑しながら食べたとしてもはっきりを美味しさを感じることができます。
ラウンジの上品な雰囲気の中で友人、恋人、家族との会話をメインで楽しみながら、何も意識することなく美味しく食べることができます。
2.華やか
モンブランの各構成要素の味が際立っているため、味の変化を楽しむこともできます。
モンブランを端から食べていくと、以下3つの味が順番に登場します。
- モンブランペースト
- チョココーティングされたメレンゲ
- イチゴソース
味がはっきりしているため、他の要素と組み合わせて食べることで美味しく感じるというより、むしろそれぞれが独立して前面に出てきます。
他店のモンブランだと、あくまでモンブランペーストが主役で、メレンゲや柑橘系のソースはアクセント程度の引き立て役に回ることが多いです。
しかし、このモンブランでは主役級の味を3つ楽しめて、それぞれがとても華やかな印象です。
3.自宅で一人で食べるな危険
もし自宅で一人で食べると、一人で食べている「静かさ」とモンブランの「華やかさ」とのギャップから、虚無感に襲われる可能性があります。やめてください。
ロイヤルパークホテルのラウンジで食べると最高です。
もしくは友人と一緒に楽しく話していると、きっと会話に華を添えてくれます。
間違っても自宅で一人で食べるな危険。
モンブランの特徴
1.はっきりした味
「総評」のパートでも書きましたがとにかく味がはっきりしています。
甘い部分は甘く、イチゴソース部分はしっかりと酸味があり、ボトムのチョコレートもチョコの味がしっかりついています。
2.食べる側を飽きさせない味のメリハリ
上から順番に食べていくと、まずは甘めのモンブランペーストとクリームチーズホイップ、次にボトムのメレンゲをコーティングするチョコレート(僅かな苦味)、そして上に乗っている栗。さらに食べ進めていくと、中からいちごソースが出てきてしっかりした酸味を感じます。
味だけにフォーカスしてみると、
「甘い」→「甘苦い」→「酸っぱい」→「栗」→「甘い」→「甘苦い」→「酸っぱい」→「栗」
という流れで、メリハリのあるモンブランになっています。
味の変化があるため、味の強いモンブランでも最後まで飽きずに食べることができます。
このメリハリがこのモンブランを華やかにしてくれています。
気になるところ
要素の組み合わせができない
それぞれの味が独立しているが故に、他の店のモンブランにあるように、いろんなパーツとの組み合わせを楽しむには不向きです。
組み合わせが好きな方は他の店舗で食べることをお勧めします。
モンブランの構造
1.栗
栗単品はやや甘めに煮詰められています。しかし、他の要素のほうが甘いので、あまり甘く感じないかもしれません。
2.モンブランペースト
甘め。栗の風味はそれほど強くはなく、クリーム成分が多いと思われます。
3.生クリーム
純粋な生クリームのホイップではなく、クリームチーズが入っています。
チーズの風味を少し感じ、単品で美味しい。
このモンブランは他パーツとあまり組み合わせができないですが、モンブランペーストと生クリームだけはセットで食べるとモンブランの味が際立って美味しく感じます。
4.イチゴソース
写真には写っていませんが、掘り進めるとイチゴソースが出てきます。
量が多く、味も強いため、アクセントの役割ではなく、主役級の存在感があります。
味の変化を上手く出せています。
5.チョコレート
メレンゲをコーティングしているチョコレート。味は甘く、それほどビターではないです。
イチゴソースと同様、味の主張が強く主役級の扱いになっています。
6.メレンゲ
メレンゲ部分も甘めに作られている。
チョコレートのコーティングと一緒に食べても甘さを感じるように、味を調整しているのかもしれません。
レビュー項目詳細
区分 | 項目 | ポイント | レビュー内容 |
味 | 甘み | 4 | モンブラン全体的に甘く作られている。モンブランペーストはもちろん、メレンゲ部分も甘い。 |
栗の味・風味 | 3 | モンブランに乗っている栗は大きいが、栗の風味はそれほど強くない。モンブランペーストも栗の風味は抑え気味で、クリームの味が強い。 | |
味のメリハリ | 4.5 | 味のメリハリが大きい。 このモンブランの特徴のひとつ。クリームの甘さ、チョコの甘苦さ、イチゴの酸味、栗の風味等、それぞれ異なる味を楽しむことができる。 | |
素材の組み合わせ | 2 | 要素同士の味の組み合わせは難しい。チョコ、イチゴ、モンブランペーストがそれぞれ独立している。 イチゴとチョコの組み合わせは美味しいかもしれませんが、モンブランとしては評価対象外。 | |
個別素材の味 | 3 | それぞの要素はしっかり作られていて美味しい。 | |
飲み物との相性 | 3 | 酸味もあるので、コーヒーだけでなく紅茶と一緒に飲んでもよいかも。 全体的に甘いので、強めのコーヒーが合いそう。 | |
後味の強さ | 3.5 | チョコレート部分は味が口に残りやすい。 モンブランペーストや生クリーム部分はそれほど残らない。 | |
食感 | 口当たり | 3 | モンブランペーストと生クリーム部分は食感は滑らか。マロンペーストも生クリーム成分が多めかもしれない。 チョコレート、メレンゲは普通の食感。 |
香り | 風味の強さ | 3 | 栗風味少ない。全体的に各要素の味は強めだが、香りは他のモンブランと比べて強いわけではない。 |
見た目 | 見た目の印象 | 4 | 渦巻き型のモンブランが特徴的。さらにラウンジで食べればお皿や盛り付けも上品にしてくれる。 |
お店の雰囲気 | 店舗・従業員雰囲気 | 4.5 | ラウンジは上品な雰囲気。客層は40~50歳代なので、客層もそれなりに落ち着いている人が多い。 従業員のからも堅苦しさは感じず、丁寧に応対してくれる。 |
コスト/パフォーマンス | ボリューム | 3 | ボリュームは他のモンブランと同水準。 |
お値打ち感 | 3 | ホテル内のパティスリーで購入するとモンブラン単品で540円。 ラウンジだとケーキセット2,000円。 値段相応と考えられる。 | |
哲学 | パティシエの哲学や店のこだわり | ー | ※パティシエ様の情報を探すことができなかったため、評価対象外。 パティシエ様に感謝申し上げます。美味しいモンブランをありがとうございました。 |